春の思い出 ー 南方熊楠記念館へ ー
こんにちは、お久しぶりです。
約1年半ぶりの投稿です。
今年に入ってから、郷土玩具に関するブログをnoteで始めたり、ホームページ、ストアーズ、インスタグラムなど、いろいろやりすぎて投稿が滞っておりました...
気まぐれな投稿となりますが、何卒ご容赦いただけたらと存じます。
ところで、先月和歌山県に出張買取に行って参りました。
買取現場は和歌山市。
80年代アイドル、芸能、音楽、コンピューター関連の大変面白い本を買い取らせていただきました。
買取業務は午前中で終了、お昼ご飯どこ行こ?ということで、白浜まで行ってみるか、と。
とれとれ市場でなんか新鮮な海鮮丼でも食べれるんじゃないか、ということで、車を走らせ約1時間半。
白浜、思った以上に和歌山市内から遠いです。
ようやくとれとれ市場到着、海鮮丼、イイダコが丸々1個入ったたこ焼き、いただきました。
大変美味しゅうございました。
まぐろの解体ショーを横目に、さぁ、せっかく来たのだから軽く観光して帰ろうかと検索したところ、白浜には南方熊楠記念館があることを知る。
これは絶対行かねば、ということで熊楠に会いに行って参りました!



南方熊楠記念館は、昭和40年竣工の旧館と平成28年竣工の新館となります。
旧館は野生司義章(のうすよしあき)氏、新館は小嶋一浩氏率いるCA t(シーラカンス アンド アソシエイツ)が設計。
南方熊楠記念館、想像以上に建物が素晴らしい!
建物だけでもすでにテンションが上がってしまいます。
さて、館内に入り展示を鑑賞。
まずは建物模型から。
森の中に建てられているので、本当にこんな感じです↓


これを見れば熊楠と記念館について大体把握できるので、展示を見る前にこれを鑑賞されるのが良いかと思います。
その後、新館の常設展示をじっくり鑑賞。
幼少期から青年期、海外での生活、帰国後の生物学者、民俗学者としての研究と活動、そして晩年まで。
ちなみに余談ですが、熊楠はあんぱんが大好物だったようです。
さてさて、観覧を終え、館内をもう少し見て回ろうと、屋上展望デッキへ。







屋上展望デッキからは白浜の海と熊野の山を一望できる。
なんて素晴らしいんだろう!
南方熊楠記念館に来たなら、屋上展望デッキは必見!

さて、名残惜しい素晴らしい場所でしたがそろそろ帰路へ向かいます。
帰り道、円月島が一望できる道を通りがかり、記念に一枚。
夕日に照らされたコントラストが息を呑む美しさでした。


時間がない中でしたが、その後、千畳敷と三段壁へ。



千畳敷は、太平洋に突き出た岩畳で、1800万年〜1500万年前から出来た地層は、波の侵食を受けて出来たものだそうです。

三段壁は2時間ドラマのクライマックスを彷彿とさせる断崖絶壁。
千畳敷、三段壁、いずれも白浜を代表する名勝です。
普段は仕事上プライベートでは旅行にあまり行けませんので、出張買取で行った場所で最大限に楽しむというのがこの仕事の醍醐味。
また次の場所でお会いしましょう。
アデュ。
大阪の名店が残した痕跡 ーカラーブックスで昭和を懐かしむー
こんにちは、スタッフZです。
2023年もいよいよ終わりに近づいてまいりました。
今年も更新のできなかったこのブログ、ぎりぎり年末になんとか滑り込みで書いております。
まぁ、誰か読んでくれているのかいないのかもわからないブログですので、年に一度くらいのペースでもお許しくださいませ。
さて先日、カラーブックスが大量入荷いたしまして、本を拭き拭きせっせと棚出しいたしました。
そんな中、売らずに置いておこうと思った一冊があります。
こちら、カラーブックス 608『コーヒーの店 ー大阪ー』です。

昭和58年(刊行年)当時の大阪の喫茶店を取材した一冊です。
この店はまだあるなぁ、こんな店あったなぁ、などと一人言を言いながら見ておりますと、本の巻頭にこんな印が。

大阪のバーの名店、吉田バーの印でした。笑
吉田バーさんが読んでた『コーヒーの店』ってなんだかええですねぇ。
ということで、これはなんか資料で置いとこかな。笑
今回はなんでか文も関西弁になってしもてますが。
これ以外にもカラーブックス、いっぱい揃っておりますんで、ぜひ見にきておくれやす。





○カラーブックスはホームページ『象々の本棚』でも販売いたしております○
店頭販売のカラーブックスは300円からございます!
ほなみなさま、2023年もありがとうございました!
また来年、お会いしましょう。
現代建築家シリーズ全15巻揃が特価の、夏。
お久しぶりです。
スタッフZです。
今年に入り、初めての投稿。
またさぼっております。
ブログはさぼっても、本業の方はめいいっぱい頑張っておりますので、ご安心ください。
しかし、毎日暑いですねーー。
現在、2023年7月30日(日曜日) 午後3時。
古書象々店舗のあるフジカワビル前の堺筋には、暑くてだれも歩いていませんよ。
閑散とした日曜のビジネス街の静かなレトロビルの一室で、このブログを書いています。
さて、今日は新入荷品をご紹介いたします。
『現代建築家シリーズ』全15巻揃。
世界の名だたる建築家を一巻ずつ紹介するシリーズ、各巻建築家は以下の通り。
【第1期ー5巻】
イーロ・サーリネン
【第2期ー5巻】
SOM
ポール・ルドルフ
【第3期ー5巻】
マルセル・ブロイヤー
カルロス・ラウル・ヴィリャヌエヴァ
ピエール・ルイージ・ネルヴィ / フェリックス・キャンデラ






写真は二川幸夫、解説は浦辺鎮太郎、菊竹清訓、磯崎新、槇文彦などなど、日本の建築家らが各巻を担当しています。
今回、全15巻揃で入荷いたしましたが、本体に印、カバー破れ、一部線引きなどあり、特価での販売といたします!
鑑賞には問題はございません。
ぜひこの機会に。
価格などのお問い合わせは、ホームページお問い合わせフォームよりご連絡ください。
それでは皆様、暑い日が続きますが、ご自愛のほど。
また!
渡辺禎雄の型染版画が入荷いたしました!
こんにちは。
2022年12月11日にこの記事を書いています。
このはてなブログの前回の投稿が、今年の1月8日ということで、今年こそマメに投稿するつもりが、またまた怠けてしまい、とうとう師走になってしまいました...
さて、そろそろクリスマスですね。
みなさんはどのようなクリスマスを予定されておられますか?
クリスマスといえば、当店も毎年一応はりきって、クリスマスの絵本を並べたり、ちょっとした飾りつけをしてみたりなんかしておりますが、正直、毎回クリスマスの絵本は一冊売れるか売れないかの惨憺たる結果で、クリスマスの飾り付けもどこか物悲しく見えてくるので、今年からは一切綺麗さっぱりやめました。笑
ただ、なんとなくクリスマスに相応しい、素敵な商品が入荷いたしましたので、今日はそちらをご紹介したいと思います。
渡辺禎雄という版画家をご存じでしょうか。
渡辺禎雄(1913-1996)は、芹沢銈介に師事し、世界的に活躍した型染版画家です。
敬虔なクリスチャンであることから、聖書の物語を題材として多数の作品を描きました。
1913年 東京に生まれ、1930年に洗礼を受けます。
戦前は染物屋で型の下絵を描く仕事をしていたことから、同業の仲間と染色についての研究を課題にすえた「萌黄會」を結成します。
そしてその活動の中で、当時染色界で注目されていた芹沢銈介に指導を受けることになります。
戦後、混乱期の中で「萌黄會」を結成した仲間が再び集まり、「萌木会」と名称変更し新たに研究会を始めます。
「萌木会」は芹沢銈介を中核とした創作活動を展開し、渡辺禎雄も本格的に型染版画に取り組むことになります。
1947年、型染版画作品『ルツ物語』で、第1回日本民藝館賞を受賞。
翌年の1948年には、同作品で国画賞を受賞します。
その後、版画の実技講習の指導などでアメリカの大学などに招聘され、海外で個展も開催。
大英博物館やニューヨーク近代美術館、ボストン美術館、東京国立近代美術館、ヴァチカン美術館などにも作品収蔵され、海外でも高い評価を受けています。
ただ、このような数々の活躍を以てしても、日本で渡辺禎雄の作品に触れることはあまりないように思います。
キリスト教の旧約聖書、新約聖書の物語を題材にして描く渡辺禎雄の作品は、日本国内の評価に比べ、キリスト教文化圏である海外の国々の方が高い評価となっているかもしれません。
然し乍ら、渡辺禎雄の型染版画は、西洋の中世の宗教画表現のようなものではなく、仏教や神道の伝統の根強い日本の民衆文化を通し、聖書の物語を表現しています。
また、型染版画には揉み紙とよばれる和紙を使用し、彩色には天然の顔料、防染剤には糯米の粉、ぬか、塩、石炭を混ぜて作った糊を使用します。
希少な材料と手間ひまを掛け、綿密な作業を積み重ねて作り上げる作品には、柳宗悦、芹沢銈介ら民藝運動の指導者から学んだ民藝思想の「用の美」と、自身の信仰とが重なりあった『信と美』の世界を感じます。
それでは、今回入荷した作品をご覧ください。
(画像にはアクリル板の反射による写り込みがございます。ご了承ください)
渡辺禎雄が歩んだ工芸の道を今回の新入荷の作品で少しでも知っていただけたら幸いです。
ご購入希望の際は、ホームページお問い合わせフォームよりご連絡ください。
それでは〜。
いつのまにか2022年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年あけましておめでとうございます!
2022年が始まりました。
世の中を騒がせた年末のいろんな悲しいニュースも、年が明ければなんとなく切り替わったムードですが、ほんとに今年一年はどんな年になるんでしょうねぇ。
さて、昨年は、なんとこのはてなブログ、お正月に一度書いたっきりで更新がなかなかできず、途中まで書いたブログも時間を置いてしまうと内容が変わってしまい投稿できないとか、いろんな事情でご無沙汰しておりました(汗)。
今年こそは、もう少しマメに投稿できたらいいなぁ、なんて思っております。
2021年を今更振り返るのもなんですが、昨年はコロナ禍でもたくさんのお仕事をさせていただくことができました。
特に出張買取は、大きな買取も小さな買取も、いろいろ沢山ご依頼いただき、本当にありがとうございました。
昨年1月に立ち上げた郷土玩具のオンライン通販サイト『象々の郷土玩具』も大変ご好評いただき、一年を通じて沢山ご購入いただけたこと、心より御礼申し上げます。
またこのサイトをご覧いただいたきっかけで、郷土玩具の買取をご依頼いただくことになったり、売りも買いもお客様に重宝いただけたのではないかと思っております。
もちろん、古書象々のホームページ、AMAZONでの古本通販につきましても、例年通りたくさんご利用いただき、ありがとうございました。
昨年を振り返りながら、今年はどんな年になるのやら、少し心配、、少し期待...笑
早速年始より買取のご依頼がちらほら入ってきているのをみると、期待してみなさまのご依頼をお待ちしております! 笑
さて、古書象々では店舗をやりつつ、さきほどご紹介したネット通販なども頑張っております。
ご興味ございましたら、一度覗いてみてください。
古書象々ホームページは、買取の事例やご相談、古本の特選品の通販をおこなっている『象々の本棚』など、お客さまにお役立ち間違いなしの内容が盛り沢山ですので、ぜひご利用ください!
買取相談はフリーダイヤルでも承っております。
➿0120-313-002
郷土玩具のオンライン通販サイト『象々の郷土玩具』では、昭和、平成、古いものでは戦前の郷土玩具など、日本全国津々浦々の郷土玩具、世界の民芸、昭和レトロのかわいい人形など、多数取り揃えております。
単行本や文庫本、ビジネス書や学術書など、さまざまなジャンルをアマゾンでも販売いたしております。
今年も一年、みなさまのお力になれる古本屋を目指して、頑張りたいと思います!
どうぞよろしくお願い申し上げます。
そして最後となりましたが、本年もみなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます!
2022年 正月
郷土玩具から始まる2021年 ー新年あけましておめでとうございます!
新年あけましておめでとうございます!
2021年新年のご挨拶、少し遅くなりましが、今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
昨年2020年は全世界、全人類にとって、本当に厳しい一年となり、日本に於いては東京オリンピックの延期、それに伴う様々なイベントの中止、海外との往来もなくなりインバウンド景気も途絶えるという、えげつない一年となりました。
当方も当然、その影響がないわけではなく、なんとか耐え凌いでいるような状況ではございますが、皆様もとにかくこの状況、なんとか乗り越えましょうね...
新年早々、大阪も緊急事態宣言発令で街も静かで、仕事の行き帰りで駅は混雑していても、遊びに行かないんだからしょうがない。。
古本屋で油を売っている人なんて、いませんよ。
特に弊店のような弱小古本屋にお客なんぞ来る気配も無く、こうなったらもう、通販に頼るしかないか!と思いますが、日本全国大不況中ということもあり、通販も伸び悩む今日この頃。
と嘆いてばかりではおられませんので、昨年末頃より秘かに準備しておりました古書象々の新しい試み...それは、、
かねてより古書象々でお取り扱いしております郷土玩具のオンラインストアをオープンいたしました!
その名も『象々の郷土玩具』と申しまして、ぜひ皆様ご贔屓頂けると幸いです。
サイトをご覧頂ければ良いかとは思いますが、ここで少しオンラインストア『象々の郷土玩具』についてご紹介させて頂けたらと思います。
【オンラインストア『象々の郷土玩具』とは】
大阪の古書店『古書象々』が選んだ玩具の特選品を販売するオンラインストアです。
日本の郷土玩具や世界の民芸、戦前の玩具や昭和レトロのおもちゃまで...
廃絶した郷土玩具や作家もの、レアもの、珍品盛りだくさんご用意いたしております。
お取り扱い品は、全て中古品となります。
戦前の古いものもあれば、昭和、平成に制作されてきたものもございます。
例えばこんな郷土玩具。

大阪を代表する郷土玩具、住吉人形の千疋猿です。
大阪・堺湊焼の窯元・津塩吉右衛門が特注で制作した一品です。
手捻りの猿が51匹重なり合った群像作品。
正直、そうそうあるものではございません。
次に、

神戸人形の『西瓜喰い』。
明治時代、外国人に向けの土産物として神戸で作り始めたからくり人形です。
こちらも貴重な作品です。
ちなみに、神戸人形の『酒呑み』という作品もございます。
こちらもユニークな作品です。
次に、

昭和に廃絶してしまった福島県いわき市の郷土玩具、久ノ浜張子の『熊乗り金太郎』です。
日本の郷土玩具は現在、後継者などの問題により、廃絶の一途を辿っていると言っても過言ではございません。
継承されている郷土玩具であっても、職人さんは一人か二人、、風前の灯火のような状態。
プラスティックなどの量産品に時代が変わってしまってからは、自然素材の土や木、和紙を使った玩具はどんどん廃れて行ってしまっています。
とても残念なことですが、時代の流れには逆らわれないのでしょうかね...
ですので、今残っている廃絶してしまった郷土玩具や戦前の人形などは、末永く大事にしていきたいものです。
今回ここでご紹介させて頂いた郷土玩具は、特別な大作や希少なものですので、少しお高いものになってしまいますが、オンラインストアでは1,000円〜のお買い求めやすい商品も沢山ございますし、今後もそういう素敵な作品をたくさんアップ予定ですので、ぜひ頻繁にチェック頂けたら幸いです。
郷土玩具を多くの方に知ってもらい、たくさん興味を持って頂けたらと存じます。
また、古書象々では郷土玩具の買取もおこなっております。
もちろん、古本屋ですので古本の買取も大募集中です。
お問い合わせは、フリーダイヤル 0120-313-002までお電話下さい。
メールでのお問い合わせも承ります。
古書象々ホームページお問い合わせフォームより、ご相談内容をご記入の上、送信願います。
皆様のご依頼を心よりお待ちしております!
長々となりましたが、今回もスタッフZがお届けいたしました。
拙文お読みいただき、ありがとうございました!
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
夏の思い出2020 ー姫路城、姫路おでん、書写山圓教寺、そして日本玩具博物館へー
こんにちは。
お久しぶりの投稿となりました。
すっかり冬に近づいて来たというのに、今回は、夏の思い出を振り返ろうか、なんて思っております...今さらなんですが。
さて、今年の夏はコロナで遠出もいかがなものかと思い、姫路に行って来ました。
楽しかった、とっても勉強になった、姫路の思い出です。
しばしお付き合い下さい〜。
さて、2日間に渡っての古書象々姫路慰安旅行となったわけですが、初日午前中は結局仕事しまして、午後から車でひとっ飛び。
まずは姫路城から。
とにかく暑かった。
天気は曇空でしたが、蒸し蒸しで。
ちなみに、天守閣公開されておりましたので、一番頂上まで上がりましたが、お見せできないほど汗だくで...
「白鷺城」の異名を持つ姫路城は、さすが圧巻の美しさでした。
初めてではなかったのですが、平成の大修理後は初めてで、白さもいい感じに馴染んできた頃ではないかなと思いました。
姫路城をあとにし、向うは夜の街...
姫路と言えば姫路おでん。
全く情報もないまま歩いておりましたら、なんだかとても風情のある、当方好みのお店にでくわし...

おでん 十七八(となはち)さん、素晴らしかった...
姫路おでんは生姜で頂くらしいのですが、こちらは普通にカラシで。
店内はシンプル、そして清潔!
徹底したおでん一筋、というお店でした。
味も大変美味しゅうございました。
さて、これでは食べ足りないということで...夜食にラーメン食べたい、と。
色々ネット検索で調べまくり、結果行き着いたお店がこちら。

新生軒さん。
吃驚しました。
スープが透明!
でも味はしっかり美味しいスープ、感動。
お店もとってもかわいらしい...
そしてなんと、お酒は一切無し。
なので、くだ巻いた酔っぱらいも居てません。笑
素敵なお店でした。
ごちそうさまでした!
さて、食べてばかりの姫路旅行。
2日目は、大本命の場所『日本玩具博物館』へ。
とその前に、本命は午後からということで、朝から書写山登りましょう、と。
またこれ、素晴らしい場所でした...
西国三十三カ所のうち最大規模らしいのですが、大きくて広くて、古いし、歴史ある建造物を目の前に、静かな朝の時間を過ごすことができ、大満足。
映画『ラストサムライ』や大河ドラマなどのロケにも選ばれたようです。
また、御朱印を散華に書いて頂けるというのが、嬉しいです。

とても美しくありがたい散華の御朱印を頂戴し、さて、そろそろ本命の地へ...
今回の姫路慰安旅行の最大の目的、『日本玩具博物館』は、姫路からおおよそ車で30分ぐらいですかね。香寺という場所にございまして。
日本の郷土玩具、人形、戦前の日本のおもちゃ、昭和から現代のおもちゃ、世界の民芸や玩具など、なんと約9万点の収蔵品を誇る博物館。

6棟からなる館内には、ぎっしりと貴重な展示品の数々が綺麗に、そして解説も丁寧に添えられ、これまでに見たことのない貴重な玩具もあり。
知らなかったことや、知ってたつもりでいたことなどがクリアになったり、本当に学び多く、ここまで築き上げられたこの博物館の館長様、学芸員の皆様に感謝いたします。

さて、その圧巻の展示ですが、写真OKということで、お言葉に甘えて撮ってきました。
まずこちらは、広島県の三次人形です。

東北のこけし。
郷土玩具は地域ごとに分類され、詳しい解説も付いています。

古書象々っていうぐらいですので、象の玩具大好きです。

大きな千疋猿もありました。

次に私の好きなシリーズで申し訳ございませんが、名古屋土人形の野田末吉。
独特の表情、野田末吉の饅頭喰い。

こちらは神戸人形。
日本玩具博物館の館長様がこれまで、神戸人形の復元にご尽力されたということで、とにかくものすごいコレクションです。

またまた好きな玩具で申し訳ございません。
糸からくりで首が伸び、舌と目が三段階に動く張子人形と、その下にあるのが首振り張子。
いずれも山車に乗っていて、実際のお祭りで練り歩く大入道のミニチュアのようなかたちの張子人形なのです。
昨年、みんぱくで開催されていた特別展『驚異と怪異』でも大入道、展示されておりました。
おばけ好きにはたまらないキャラクターです。

世界の民芸の中から。
中国の吠え犬です。
お腹が蛇腹になっており吠えるような作りなのですが、当方の持っているものは経年劣化でもう吠えません...
さて、この夏の玩具博物館見学で、またもや郷土玩具熱が高まってしまったそんな折、郷土玩具のコレクター様より、出張買取のご依頼を頂くことに!
約50年間蒐集されてこられた素晴らしいコレクションの数々をお譲り頂くことになり、ちょうどこの夏勉強した甲斐があったなー、と。。
もしかしたら、買取の虫の知らせをどこかで察知していたのでしょうか。笑
現在整理中で少しずつですが、店頭出しして行けたらと思っております。
ご興味ございましたら、ぜひ古書象々店舗に足をお運び頂けますと幸いです。
また、ホームページの『象々の本棚』に玩具も掲載しておりますので、宜しければご覧下さい。
郷土玩具の買取や、古本の買取も承っております。
お電話でのご相談は、古書象々フリーダイヤル 0120-313-002までお電話下さい。
メールでの買取受付もおこなっております。
古書象々ホームページお問い合わせフォームより、相談内容をご記入の上、送信下さい。
お問い合わせお待ちしております!
それでは、今回も長文・拙文お読み頂き、ありがとうございました〜☆








