素敵な買取!大阪・古書象々の古本買取案内記

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夏の思い出 ーフランク・ロイド・ライト設計、ヨドコウ迎賓館に行ってきましたー

こんにちは。

約4ヶ月ぶりの更新です。

久しぶりを通り越して、やめちゃったんじゃないか、と思われるほどのご無沙汰でございます。

さて、9月に入り、お天気荒れてますね。

台風などの災害、年々ひどくなっているような気がします。

昨年大阪もかなりやられましたので、千葉県の皆様、お気持ちお察しいたします。

本当に大変ですが、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

いつのまにか気がつけば夏、終わってしまいましたね。

今夏は、旅行などレジャー関係全く縁遠く、ずっと仕事をしていた日々でした。

もちろん、適当に休んではおりますが。

旅行気分を味わえたと言えば、そう、「ヨドコウ迎賓館」行って来ました。

束の間の非日常。

兵庫県芦屋市の六麓荘へ買取に行った帰り道に。

六麓荘の買取なんて、柄にもなく、笑。

買取中の緊張感を解きほぐすため、お昼は芦屋ラーメン 庵へ。

20年ぶりぐらいに食べましたよ。

さぁ、腹ごしらえ完了、いざフランク・ロイド・ライト設計の「ヨドコウ迎賓館」へ!

 

フランク・ロイド・ライトは、20世紀アメリカを代表する建築家。

大巨匠でございますが、日本でもいくつかの作品を残しています。

一番有名なのは、帝国ホテル。

このヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)は、帝国ホテルの設計で来日していた際、灘の酒造家 8代目 山邑太左衛門より依頼を受け、1918年設計。

フランク・ロイド・ライト1924年に帰国後、彼の弟子である遠藤新、南信らによって建設されたと言います。

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こちら、エントランス。

ライトらしい、幾何学的な彫刻を施した大谷石

入る前から感動が押し寄せます。

 

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目玉の一つである応接室の暖炉。

修復工事の際には、壁のペンキの素材や色を科学的な解析までして、当時のものに限りなく近いものにあわせていったそうです。

なんと、ヨドコウの前のオーナーが壁を青色に塗っちゃってたそうです。

(なんちゅうことするんやーー!)

修復工事に関しては、館内に設置のビデオでプロセスを全て見れます。

とても面白いので、寝ないで見てもらいたいです。笑

 

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窓枠のディテールは和洋折衷の上品なデザイン。

芸が細かい!

 

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照明、これどこかで販売してくれないでしょうか。笑

家具などは、館のイメージに合わせてあとから作られたものもありましたが、どれもこれもライトの遺志を引継ぐような、素晴らしい作品ばかりでした。

 

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天井の縁取り、ぐっときます。

機能性を考えつつ、妥協しない細部へのこだわり。

 

この日はあいにく大雨の日だったので、残念ながらバルコニーには出れなかったのですが、晴れていれば六甲を眺めることもできるそうです。

入場料500円。

お得感満載でしたー。

 

さて、当店では建築書を多数お取り扱いさせて頂いておりますが、最後に今回のヨドコウ繋がりでフランク・ロイド・ライトに関する建築書をご紹介。

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Architecture in detail 日本語版 / バーンズドール邸 / 設計:フランク・ロイド・ライト

1993年 初版 

帝国ホテルの設計を終え、帰国したフランク・ロイド・ライトアメリカでの再出発を意味する作品。

こちらの建築書に関するお問い合わせは、ホームページよりメールにて受付ております。

 

古書象々では、皆様からの建築書の買取を大募集中。

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皆様のご相談を心よりお待ちしております!

 

長文・拙文、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

ではまた次回〜。